来週(9月14日)、2026年世界最大規模の商用車見本市、ドイツ・ハノーバー国際輸送交通博覧会(IAA Transportation)が開幕する。
中国商用車業界で21年連続販売トップを走るフォトン(福田汽車)が、今年は過去最大規模で出展する!
フォトンは具体的にどのような布陣を持ち込むのか?何らかのシグナルを発するのか?
布陣は盤石、照準は世界市場
統計によれば、今回のIAAには460社を超える中国企業が出展する。完成車から部品まで、老舗のリーダー企業から注目の新興勢力までが顔を揃える。
フォトンはどのような布陣を用意したのか?見どころはどこにあるのか?

方得網の取材によれば、フォトンがIAAに持ち込む過去最大規模の布陣は、新エネルギー完成車7車種+自社開発の核心部品6製品で構成される。
このうち欧曼銀河9(Auman Galaxy 9)はスペインでの実地テストを完了し、カウン・ルーフェ(Covan LeFo)はすでに海外で上市済み。残る「水素でも電気でも走る」カウンBEACON重トラック、欧航EHL(洗浄・清掃)中型トラック、啓明星平台の小型トラック、火星ピックアップ、欧輝バスなどは、いずれも海外で初公開となる。

部品群は、重型車向けの駆動用バッテリー・電動ドライブアクスル・電子制御ユニット、轻型車向けの電動ドライブアクスル、低圧系車両コントローラー、さらにメガワット級充電器までを含む。
今回のIAAでは、フォトンの世界累計1300万台目の納車式、BEACON製品のグローバル発表式が行われ、あわせてフォトンの「欧州戦略」も発表される。
「展開」から「深化」へ
方得網の分析では、中国商用車輸出で15年連続トップを走るフォトンは、すでに海外市場のカバー範囲という「戦術展開」を事前に完了させ、いち早く「深化推進」の新段階に入っている。今回のIAAで披露される「フォトン・ソリューション」(EASY MOVE)は、明らかに欧州市場だけを見据えたものではなく、商用車業界の新エネルギー・知能化トレンドを代表し、世界市場でのリーダーシップを指向している。
商用車輸出の第一幕で、フォトンは「製品+サービス」により業界の「海外進出」「現地定着」をけん引してきた。
2004年に国際化を核心戦略として以来、フォトンは海外市場で着実に歩を進め、現在では製品とサービスが140以上の国と地域をカバーし、世界に32の現地化生産工場を配置する。2025年の全車種輸出は16.5万台、2026年1〜8月の輸出販売は14.9万台、前年同期比44.3%増を達成した。
輸出が次の段階に入るなかで、市場の多様化ニーズへの対応、ブランド強化、バリューチェーンの高度化という新たな課題に取り組む必要がある。
これこそがフォトンが今回のIAAで示す「回答」だ。1300万台目の納車は世界市場で成熟が実証された価値であり、カウンBEACONは重トラックの新エネルギー・知能化最前線をけん引する。全車種+部品の布陣は、新エネルギー全産業チェーン・全シーン対応のソリューションを象徴している。
世界市場の再編——新たな「中国ソリューション」
電動化と知能化は、世界の商用車産業の構図を深く変えつつある。中国商用車の輸出も同時に、技術输出・属地運営・産業エコシステム共創という体系的競争の新時代へと踏み出した。
フォトンはなぜ再びリードできるのか?その基盤は、グローバル競争力を備えた製品力にある。
ハノーバーという世界の舞台で、フォトンは間違いなく新エネルギーの品ぞろえが最も充実し、最も代表性を持つ中国商用車企業であり、広がりと深さの両面で国際ブランドに比肩しうる。

方得網の取材によれば、フォトンの複数の純電小型トラック・VAN製品がEUのWVTA完成車型式認証を取得し、欧州高級市場への入场券を手にした。カウンの新エネルギー製品も欧州15カ国や豪州・NZなどの市場で加速的に拡販し、中国商用車のグリーン化・知能化製品力を世界に示している。
それを支えるのは全バリューチェーン体制の構築だ。完成車貿易から、標準化・複製可能な全チェーンの海外運営体制の構築まで、フォトンは輸出モデルの転換をいち早く完了させた。
世界市場に深く入り込み、東南アジア・中南米・中東などに現地化工場、18のリージョナル・国別補給部品センターを建設。フォトンのグローバル運営体制は、製品開発、サプライチェーン配置、品質管理、アフターサービス、金融支援、アフターマーケットエコまでをカバーし、「備蓄・調配・サービス」の一体化、「販売・整備・補充電」の全チェーン閉ループを形成している。
とりわけ新エネルギー商用車の運用上の痛点に対し、フォトンは製品の現地適合を基盤に、研究開発・製造、チーム組織、サービス・部品まで全チェーンの属地化を推進。産業チェーンのパートナーと協力し、充放電・バッテリー交換/マイクログリッド、車隊管理システム、全ライフサイクルサービスを含むエコソリューションを構築する。
おわりに
フォトンの「海外3040戦略」に掲げる体系的輸出の目標——2030年に海外年間販売40万台、新エネルギー製品比率30%——の実現に向け、技術・ブランド・サプライチェーン・サービスが協働する体系的輸出の新段階へと踏み出す。
規模の輸出において、フォトンは疑いなく業界のリーダーである。価値の輸出においても、フォトンはいち早くより高い段階へと歩みを進めている!